初恋の味〜かわいそうな先生〜

明日のことを思うとここ一週間眠れない日が続いた。
しかしそんな日々も今日で終わりだと思うと少し気が楽になった。
そう明日は何の日かというとバレンタインデーだ!!
バレンタインデーとは男が血で血を争うまさに聖戦戦争のようなものだ。
明日のために費やした時間は1年と23日。
俺はどうしても、ど〜しても意中の彼女からチョコを貰いたい
彼女と始めてあったのは入学式の時、そうあれは桜並木の続く公園でのことだった。
彼女は桜の木の下にあるベンチで座っていた、そこだけ異空間のような気がしてならなかった。
彼女の長い髪が桜吹雪とともになびく姿はとても美しく、くわえて彼女の容姿はどこか英国の姫を連想させるかのように美しかった、俗にいう一目惚れというやつだった、俺はその時から彼女に恋をしてしまったんだ、運良く彼女は俺と同じ学校の同じ学年だった、さらに運が良かったのは俺は彼女と2年連続で同じクラスになったのだ、このチャンスを逃すまいと初めて同じクラスになった時から俺は必死にアプローチをかけついには親しい間柄になることに成功したのだ、これはもしかしたらいけるんじゃぁないかと期待を膨らませてその日を迎えた、下駄箱を開けたその時、俺の目に見慣れない物体が現れた、それは四角くて赤い包装紙で包んであった、「イヨッシャァァァァ〜〜〜」思わず叫んでしまった、この包みに入っているのは確実にチョコのはず俺はそう確信した、そしてもしかしたら彼女からじゃないか??という期待感を抱き、屋上へと駆け上がっていった、周囲に誰も居ない事を確認し、俺はゆっくりとそして丁寧に包装紙をはずし中身を確認した、それは・・・紛れも無くチョコだった、よく見たら手紙が同封されている、俺は高まる気持ちを抑え、いったん深呼吸をし気持ちが落ち着いてからゆっくりと手紙を開いた、そこに書いてあった言葉は・・・・・・・
「死ね」だった、俺の始めてのバレンタインチョコはとてもビターだった、例えるならカカオ100%くらい、ほんとマジで一生忘れらんないよチクショウ!!「泣」
この物語はノンフィクションですガチ話です。
さあここでこの話のサブタイトル〜かわいそうな先生〜について考えて見ましょう。
タイトルの通りこの話は僕の先生「塾」の実際にあった話です。
もちろんアレンジは加えてますよ僕が!!でも話は一切変えておりません。
先生が話してくれたことを有りのままに、赤裸々に書かせていただいたまでです。
でも可哀想だよね〜好きな人から来たと思ったら死ねだよ。
本当に可哀想、先生ドンマイ!!